日本語教育を巡る動き(改正入管法,日本語教育推進法等)

午前は,近く設立予定のNPOの準備打合せに参加しました。 ランチパスポートを活用してお昼ごはんを食べた後,午後からは,日本語ボランティアを対象とする研修会に参加してみました。 日本語の教授法についての研修ではなく,出入国管理法改正以降の日本語教育施策に関する動向についての講演と外国人労働者の状況についての情報提供(市内で働いている外国人の方と外国人を多く雇用している企業の方のお話)でしたので,私でも十分理解可能な内容でした。 講演で,一番「知らなかった!」だったことは,法務省の入国管理局が出入国在留管理庁になり「在留」が加わったことにより,在留外国人の生活支援も法務省の業務となった という話でした。 法務省のホームページには「外国人生活支援ポータルサイト」ができており,今は日本語・英語・ベトナム語・「やさしいにほんご」だけだが,近く十数の言語で掲載される,と。 入管法改正については,奴隷のように扱われていた例もある技能実習生制度をそのままにして,似たような例を生みかねない「特定技能」なる制度を強行採決で成立させた・・・と理解していたのですが,なるほど,「出稼ぎ」扱いとはいえ外国人労働者を正面から受け入れる以上,その生活支援もしなくてはならない,という(当然の)方向性も持っていたのだな,と多少認識を改めました。 政府は明言していませんが,少子化への対応として外国人を受け入れていく方向に舵を切ったということなのでしょうね,留学生や技能実習生から「特定技能…

続きを読む

憲法と安全保障に関する講演会

今日は,防衛官僚出身で,安保法制について反対の立場で論陣を張った柳沢協二さんの講演を聴いてきました。 戦争と平和についての考察をもとに,現在の安全保障をめぐる諸状況についての認識が示され,勉強になりました。 現下の問題についての柳沢さんの見解 陸上イージスについて ミサイル防衛は,撃ち落とし損ねたときに米国が報復してくれることが前提になっているが,果たして反撃してくれるか?(米国人に犠牲が出る可能性があるのに) イージスが抑止力になりミサイルは撃たれないという見解もあるが,それを上回る攻撃をされる可能性もある。 ミサイル防衛基地は,優先的に攻撃目標になる。 → 北朝鮮の脅威は「能力×意志」であるが,能力を止めることができないなら,意志を止めるしかない。(=米朝の対立緩和への努力) 尖閣 「占拠されれば奪回する」防衛構想があるが,相手も再占拠に出てくる可能性がある。 奪回後速やかに講和交渉に入らなければならないので,米に仲介してもらう必要があり,米軍を当事者にしてはいけない。 米軍が参戦すれば,日本を戦場に日中戦争が行われる事態に。 漁民が占拠する等グレーゾーン事態に自衛隊が出ていけば事態は拡大する。 → 政治的解決以外ない。 南シナ海,台湾海峡 航行の自由作戦には,意図せぬ衝突リスクがある。 安保法制により日米一体化が進み,自衛隊による米艦防護活動が増加している。もし,米艦が襲われれば,自衛隊が武力行使しなければならない。 安倍政権…

続きを読む

妊娠葛藤相談や特定妊婦の支援についての講演会

1月もそろそろ終わるので,まだ載せていなかった正月らしい写真を今のうちに。 日中は,箱根観光の研究をしました。 すてきな美術館がたくさんあって,どこに行くべきか悩みますねえ。(^^) 夕方からは,妊娠葛藤相談や特定妊婦の支援を行っているNPO団体「ピッコラーレ」の中島代表の講演を聴きました。 妊娠が「困りごと」になってしまうというのは,その背景に,貧困や家族や暴力の問題があるということは,もちろん認識しているのですが,実際に相談・支援に当たっている方から話を聞くと,つらいものがあります。。。 とても啓発され,勉強になりました。 内容について,いろいろメモ 日本は,世界一出産が安全な国。妊産婦死亡率も新生児死亡も。 周産期の死亡原因で最も多いのは自殺 年間の出産90万に対して,年間の中絶が十数万 中絶は10代が多いが,40代も多い。(3人目,4人目を生まない選択) 子どもの虐待死で最も多いのは,生まれたその日 既婚者の場合,経済的な事情で悩む人が多い。 月10万円に届かないパート収入であっても,それがなければ生活がなりたたない等 産婦人科に行くだけで1~2万円かかる。(妊娠・出産は,医療保険対象外) 若年者には,それだけでハードル 相談にたどり着く経緯は,多くはインターネットの検索 10代は,YouTubeから。(会場中が(・o・)となった。) 終了後は,現役時代に行きつけだった居酒屋に,久々に顔を出しました。 親方曰…

続きを読む

ハンセン病家族訴訟についてのセミナー

今日は,ハンセン病家族訴訟をテーマとするセミナーを聴講しました。 ハンセン病家族訴訟は,6月の熊本地裁判決を国が受け入れ,最近国会で家族補償法も制定されたわけですが,セミナーでは,この裁判の弁護団の弁護士さんの報告と,被害当事者である原告の方お2人の話を聞くことができました。 原告の方は,私と同じ年代で・・・私が(社会の女性差別との間でそれなりの軋轢を経つつも)基本的には,呑気に・伸び伸びと大人になってきた一方で,ご両親と一緒に暮らすことさえ難しいような境遇だった方もいらしたということを改めて認識し,申し訳ない気持ちになりました。 また,このお2人は,匿名で,マスコミの撮影(や,参加者のSNS等への投稿)はNGということでした。 21世紀の現在においてもそういう状況であるということに,改めてショックを受けました。 日本社会は良識がない。 ・・・そう思わざるを得ませんし,そのことが悲しいです。 そのような中,このようなセミナーを開催するなどして,社会を変えようとしている方達には心から経緯を表したいですし,自分でもできることをしなければ,と思わされたことでした。 セミナーからの帰途で見かけた,クリスマス仕様のお店のウインドウ。 とってもかわいくてステキなので,お店に入ってみようかと思ったのですが,土日は休みみたい。残念でした。 (無駄遣いしないですんでよかったかもしれないが) 日本ぶろぐ村ランキングに参加しています。 にほんブログ村 わけ …

続きを読む

自死遺族支援関係のシンポジウム

軽い口角炎になってしまって,これはもしかして,食事制限のせいかな? と思いつつ,朝ごはんを抜いて,13時間ファスティング後のお昼も炭水化物抜き。(といってもデザートにクッキーは食べた) 午後は,自死遺族支援関係のシンポジウムを聴講しました。 前半は,お子さんがいじめで不登校ぎみになった経験のある元新聞記者・現大学経営者の講演 後半は,自死遺族を支援する県内団体の活動紹介(シンポジウムの主催者) 遺族の方が運営している会,弁護士などによる過労死遺族を支援する団体,いのちの電話が運営する集まり,精神科医が代表となって遺族支援者の養成も行っている団体など,それぞれの団体がそれぞれの活動を行っており,ネットワークを形成して,今日のようなシンポジウムを開催しているということを,知ることができました。 野菜の安売りをしているスーパーに寄ってから帰宅したのですが,夕刻だったせいか? 試食が充実していまして,ついつい試してしまったのは失敗でありました。 いや,トロントのジェイソン先生の提唱するダイエットにおいては,インシュリンの分泌量が少ない時間を持つことが大切なんですよね。 だから,間食はしないほうがいい。 ということで,おやつは止めているのですが(甘いものはデザートで食べる),試食したら,同じことじゃん。(^^;) 写真は,講演会場そばのフラワーショップにて。 日本ぶろぐ村ランキングに参加しています。 にほんブログ村 人気ブログランキングに…

続きを読む