福島での子どもの甲状腺がんの状況についての講演会
写真は,昨日の会場のホテルで撮影したもの。
今日は,ランチパスポートを使って,初めてのお店(オムライス専門店)でランチの後,ビデオジャーナリストの白石草さんの講演を聴講しました。
チェルノブイリ原発事故の影響で子どもの甲状腺がんが増加したことから,福島県では,東電原発事故当時18歳以下だったお子さんたちを対象に甲状腺の検査を実施しており,通常よりかなり高い比率で罹患者が発見され,手術などの治療を受けていることは知っていました。
一方で,発見・治療されたがんの中には実は治療は不要なものも多く,この検査が過剰診断・治療を招いてるという見解があることも知っていました。
私は日本の医療水準を信用していますから,過剰診断などということがあり得るのだろうか??? と不審に思っていました。
そこで,この問題に明るいジャーナリストの方の講演がある機会に,聴きにいったわけです。
その結果,「過剰診断」はないのだろう,と考えるに至りました。
中核的に治療に当たっている福島医大の教授は,この分野の国内での権威であるそうですし,リンパ節や肺への転移や再発の例も出ているとのこと。
そもそも,過剰診断で不要な手術が行われているのなら,刑事事件になるような大問題だ,それなのに,そういう問題として追及する動きは全くない・・・という説明には説得力がありました。
それなのに,行政寄り(?再稼働派寄り?)の学者たちが強引に,「東電原発事故では甲状腺がんが増えてはいない」という結論を導き出そ…